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風疹 流行 [病気]

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今の時期は「三日はしか」とも言われる風疹の流行期です。怖いのは先天性風疹症候群です。

妊娠初期の母親がウイルスに感染しますと、障害を持った赤ちゃんの生まれる可能性が高く
なります。

免疫を持っていない適齢期の女性が増えていますので、早めにワクチン接種をすることが
大切です。

ある大学教授は「妊娠4カ月までの母親が感染すると、白内障や心臓奇形、難聴を伴った
赤ちゃんの生まれる先天性風疹症候群になる可能性があります」と指摘しています。

妊娠中の風疹によって障害を持った子供が産まれる確率は、妊娠2カ月時で60~80%と
高く、3カ月時では30~40%、4カ月時でも約10%。それにもかかわらず、風疹ウイルスの
抗体を持たない若い女性が増えています。  

風疹のワクチンは、以前は中学2年の女子生徒に対し学校などで集団接種をしていましたが
1995年以降、男女とも1歳になってから自主的に個別に受ける制度になったことにより経過
措置はあったものの未接種が増えてしまっています。

中学生の男女を対象とした厚生労働省の調査によりますと、2001年には60%以上の生徒
が風疹ワクチンを接種していないそうです。

そのような未接種の女性が結婚適齢期を迎えています。妊娠初期に感染すると先天性風疹
症候群の赤ちゃんが生まれかねないことを頭に入れて、ワクチン接種を受けた記憶が定か
でない人は、内科か産婦人科で相談することが必要です。

風疹ワクチンは生ワクチンですので、妊娠する前に接種するのはもちろんですが、接種後2カ月
は避妊が必要です。

中には夫から風疹を移されることもありますので、夫婦そろって接種するのが好ましいようです。

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風疹 妊婦 [病気]

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近畿地方を中心に風疹が流行の兆しを見せており、厚生労働省も注意を呼びかけています。

国立感染症研究所によりますと、今年に入って5月23日までの患者数は全国で205人と、
昨年同時期の2倍近くになっています。

都道府県別では兵庫県が62人と最多で、大阪府46人、東京都28人、京都府12人と続いて
います。

患者の7割以上にあたる153人は男性で、20~40代の発症が目立っています。

風疹ワクチンの接種対象が何度も変更されたため、現在20~30代の女性には、予防接種を
受ける機会を逃した人もいます。

妊娠中の風疹感染では、妊娠初期~中期(妊娠4週~16週頃まで)に感染した場合に問題と
なります。

この頃は器官形成期といい、赤ちゃんが様々な器官を形成している時期に相当するため、
風疹に感染しますと胎児に奇形を起こす危険性があります。

風疹にかかった時期によっても胎児の障害の程度は異なりますが、だいたいの主な胎児の
異常としては、

・先天性心疾患

・眼症状(白内障、緑内障、網膜症など)

・聴覚障害(主に感音性難聴といい、中耳から脳に原因がある難聴)

などがあげられますので注意が必要です。

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