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金星日面通過 観測方法 [サイエンス]





肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまいますので
絶対しないようにしてください。

また、下敷きやCD、フィルムの切れ端、すすをつけたガラス板、サングラスや
ゴーグルなどを使って太陽を見るのもだめです。

見た目ではあまりまぶしく感じなくても、光の遮断が不十分なものや、目に有害な
波長の光を通しやすいものがあり、気づかないうちに網膜を損傷してしまう危険性
があります。

ただし、下敷きについては、安全に太陽観察をすることができる製品もあります。

望遠鏡や双眼鏡は、太陽の光や熱を集めて強くするため、肉眼で太陽を見る以上
に危険です。

詳しい知識がないまま中途半端な方法で太陽を観察すると、目を痛めたり、最悪の
場合失明したりする危険性があります。

1.日食メガネを利用する方法

megane1.jpg

裸眼あるいはメガネ・コンタクト使用でも、月や星がはっきりと見える人ならば、日食メガネ
により、太陽面を通過する金星が小さなホクロのように見えます。

日食メガネは、メーカーが安全を保証している製品であることはもちろん、太陽のまるい
輪郭が明瞭に見える良質のものをお使いください。

金星のシルエットの大きさは、7m先にある明るく照らされた白い紙の上の、直径2mmの
真っ黒い点に相当します。 太陽はその30倍、直径6cmの円となります。

厚手封筒を利用して、顔全体を日光からさえぎり日食メガネだけに光が当たるよう工夫
すると、観察がしやすくなります。

2.老眼鏡を利用する方法

rougan1.jpg

片方のレンズを使用します。

rougan2.jpg

レンズを手で覆い明るさを調整します。

rougan3.jpg

凸レンズである老眼鏡も金環日食・部分日食観察に使用できます。度数+1の老眼鏡で
太陽像を白い紙に投影しますと、レンズから1mの距離に約1cmの太陽像ができます。

太陽の縁がシャープになるようにピントを調整します。

手でレンズの一部を覆うと、太陽像の明るさ調整もでき、見やすい明るさにすると太陽面を
雲が通過するようすもわかります。

太陽像直径の30分の1の金星シルエットが確認できるかもしれません。

どうか、明日は晴れますように祈るだけです。



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